電気代を安くしたい!安くする方法・節約方法まとめ

「電気代を少しでも安くしたい!」これは今全国民が必死になって考えていることなのではないでしょうか。

ここでは日常的に実践できる電気代を節約する方法をご紹介します。

できることからさっそく始めてみませんか?


もくじ

電気代を節約する基本的な技

まずは基本的な電気代の節約技を見ていきましょう。

すでに実践していることもあると思いますが、復習してみてくださいね。

使わない電気はこまめに消す!

まずはここから始めてみましょう。
使っていない部屋、廊下、トイレの電気がつきっぱなしになっていませんか?

「室内灯の電気代なんてたいしたことないでしょ?」と思う人もいるかもしれませんが、使っていない電気に払うお金はやっぱりムダです。

電力量の大小に関係なくムダな電気を消すことは節約の第一歩!
意識して電気を消すことで節電意識も高まります。

待機電力にも注目してみましょう

待機電力も、ひとつひとつは微々たるものと見逃されがちですが、資源エネルギー庁の平成24年の調査では電力使用量のうちの5.1%が待機電力という調査結果が出ています。

長時間家を空けるときは、ガス給湯器、テレビ、エアコン、電子レンジなどの主電源を落としても問題ないものは落としてみましょう。

また、ゲーム機やパソコンは毎回主電源を落とさずに使わないときはスリープ状態にしておくことも多いのですが、使わない時間が長い場合は主電源を落とす方が節約になります。

家族みんながそれぞれの家電製品の使い方を見直してみることで大きな節約効果を生みますよ。

本当に使う必要があるか考えてみる

見ていないのにつけている大型テレビ、自分しかいないリビングダイニングキッチンで全ての電気がついているなど、「なんとなく使っている電気」が電気代を上げていることもよくあります。

家の中を見回してみて本当に使う必要がある電気なのかを考えてみましょう。

時間帯別プランなら電気を使う時間帯も家族みんなで考えてみる

夜間の電力使用が安くなるプランの方など時間帯別プランで契約をしているなら、電力使用を安くなる時間帯に集中させるようにしましょう。

洗濯機、食洗機などタイマーにできるものは必ず設定しておく、EV(電気自動車)の充電も夜間に行うようにするなど生活を工夫してみましょう。

他にも、使用時間は短いですが電力使用量が大きいアイロン、ドライヤー、電子レンジ、オーブンレンジや、掃除機などコードレス家電の充電なども夜間に集中させて節約していきましょう。

オフの時間の不在の時間を増やす!

これもできる範囲で行う節約になりますが、やはり在宅時間が長いとそれだけ電力使用量も増えます。

ついつい寒い冬は暖房をつけながら家でダラダラ過ごしてしまったり、夏には暑いし日焼けするからとエアコンの効いた室内で過ごしがちですが、電気代を気にしながらエアコンをつけたり消したりするくらいなら、思い切って外に出かけてみてはどうでしょうか?

公園で体を動かす、図書館で新しい本に出会う、ショッピングセンターに行ってみるなど、お金を使わずに楽しむ方法はたくさんあります。

冷暖房完備の屋内で過ごしたいならショッピングモールでウォーキングする方法もあります。

例えば全国のイオンモールでは、お買い物ついでに気軽にウォーキングできるように館内に歩行距離や消費カロリーがわかるサインが用意されていて、天気に関係なく楽しむことができます。

電気代の節約にもなりますし健康も意識できて一石二鳥!
感染予防に十分気をつけつつ休日を楽しみましょう。

⇒新電力会社おすすめランキング!電気料金比較!お得に乗り換え!

電力会社の乗り換えで電気代を節約!

電力使用量をなかなか減らすことができないというご家庭は、電力会社を新電力会社に乗り換えることをぜひ検討してみてください。

電力会社を乗り換えたことで電気代が安くなったことを実感している人は本当にたくさんいらっしゃるんですよ。

でも、なぜ電力会社の乗り換えで電気代を節約できるのでしょうか?

⇒電力自由化とは?簡単・わかりやすく仕組みを解説

電力料金の設定が安くなっています

新電力会社の電気料金は、ほとんどのケースで地域電力会社よりも安く設定されています。

新電力会社のホームページで電気代金をシミュレーションできるので、ぜひ試してみて下さい。

契約アンペア数・契約プランを見直せる

地方の電力会社や ENEOSでんきなどの新電力会社の電気料金プランは「基本料金+従量料金」で設定されています。

このうち、基本料金は電気の使用量に関係なく毎月定額を支払うもので、契約アンペア数が大きいほど料金も高くなります。

こちらは東京電力の一般的な基本料金になります。

▼東京電力 従量電灯Bの基本料金

アンペア数 基本料金
10A 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 858.00円
40A 1,144.00円
50A 1,430.00円
60A 1,716.00円

 
現在50A契約の人が30Aに変更するだけで毎月572円の節約になることがわかりますね。

ただし、アンペア数を下げてしまうと同時に使える電力量が下がってしまうので、ライフスタイルによってはブレーカーが落ちやすくなってしまう可能性もあります。

ご家庭の電力使用量と合わせて検討してみて下さい。

ライフスタイルにあったプランを選べます

電力自由化によって誕生した新電力会社は、自社の強みを活かして独自のプランを提供してくれています。

前の項目では契約アンペアを変更することで基本料金を抑えられるとお伝えしましたが、新電力会社の中には基本料金を設けていないプランもあります。

例えば「Looopでんき」は基本料金は0円で、電力量料金は以下のような設定になっています。

エリア 従量料金
北海道電力 32.00円/kWh
東北電力 28.00円/kWh
東京電力 28.80円/kWh
中部電力 28.50円/kWh
北陸電力 25.50円/kWh
関西電力 25.50円/kWh
中国電力 26.50円/kWh
四国電力 26.90円/kWh
九州電力 25.40円/kWh
沖縄電力 28.50円/kWh

 

ご参考までに東京電力の電力量料金はこちらです。

最初の120kWhまで(第1段階料金) 19.88円
120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) 26.48円
上記超過(第3段階料金) 30.57円

 
Looopでんきに乗り換えると、電気をたくさん使う世帯ほどお得な設定になっていることがわかりますね。

他にもガスと電気をセット契約することでセット割引があったり、インターネット契約が安くなるプランなどもありますよ。

全国に700社以上もある新電力会社から自分の暮らしにあったプランを選べるので、誰もが電気代金を安くできる可能性があります。

⇒Looopでんき【口コミ・評判】ループでんきのプランは本当にお得?

スマホで電力使用量を確認できます

まだスマートメーターを設置していないご家庭でも、新電力に切り替えると取り換え工事が行われることになります。(取り換え工事は無料です)

これまでは電力使用量の確認は月に1回発行される紙の検針票を見て1ヶ月分をまとめてチェックするくらいでしたが、スマートメーター設置後はスマホやパソコンで簡単にチェックできるようになります。

こちらはうちのついさっきの電力使用量です。
電力使用量
8時~9時の間の電力使用量が0.7kWhだったことがわかりますね。その前後と比較すると0.2kWh多いのですが、この時間帯に洗濯などの家事をやったからだと思います。

こうして電力使用量を見える化することで、「無駄な電気を消さなければ!」と節電意識が生まれてくるようになりますよ。

電化製品の使い方を考えてみる

家の中にある家電品を改めて数えてみると「こんなにたくさんあったの?」と気がつくと思います。

塵も積もれば山となるで、ひとつひとつの電力消費量は大したことなくてもそれらが積み重なって電気代の請求がくると考えたら、やはり家電製品の使い方も改めて考えてみるべき。主な家電製品の節電ポイントを見ていきましょう。

エアコンの使い方で電気代を節約

エアコンは稼働させる時期も多ければ時間帯も長くなるので、しっかりと使い方を考えておきたい家電製品です。

フィルターを掃除する

エアコンのフィルターは2週間に1回くらいを目安に掃除するようにしましょう。

「面倒くさそう・・・」と思うかもしれませんが基本的には掃除機でホコリを吸って、シャワーでジャーっと水洗いするだけなので簡単です。

フィルター掃除にはなんと約5%の節電効果があると言われているので、やらないともったいないですよ!

窓の日除けを併用する

真夏の日中に家で過ごす時など、窓にはレースカーテンをつけているご家庭も多いと思いますが、レースカーテンだけでは熱がどんどん室内に入ってきて室温を上げてしまいます。

窓の外にサンシェード、すだれ、よしずなど日除けをつけることで熱を直接遮断することができて室内の温度上昇を抑えられます。

冷房効率が良くなり電気代節約につながります。

熱気がこもっている部屋は換気してからエアコンを稼働させる

真夏に外出先から家に帰ってくると、部屋が熱気でムンムンすることがありますよね。

こんなとき、ついエアコンの温度設定を低くして風量を「強」にしたくなりますが、まずは窓を全開にして熱気を外に追い出しましょう。

換気が済んでからエアコンをつけることで部屋を早く冷やすことができます。

また、真夏の日中に外出するときはカーテンを全て閉めてから出かけましょう。

見た目も爽やかなレースカーテンにしておきたくなりますが、遮光カーテンを全部閉めてから外出すると室温の上昇を少し抑えることができます。

室外機の周りを整える

エアコンの室外機の周りに植木鉢を置いていたり、ベランダの荷物置きに使っていませんか?

暑い夏に室外機の吹き出し口が塞がれてしまうと室内の熱の放出がうまくいかなくなり、エアコンの効きが悪くなってしまいます。

室外機の周りには物を置かず、常に風通しが良い状態にしておきましょう。

冷房の温度を上げる/暖房の温度を下げる

冷房の温度を2℃上げることで20%も節電効果があったという実験結果もあるくらい温度設定は重要です。

夏は下げすぎず冬は上げすぎないように設定して、あとは自動運転に任せましょう。

部屋全体を冷やさなくて良い時もある

自分だけしかリビングにいない時など、「ちょっと暑いんだけど部屋全体を冷房で冷やす必要はないよね」という時もあります。

熱中症には十分注意する必要がありますが、エアコンをつける前に首かけ扇風機(ネックファン)を使ってみるなど、まずは自分の周りが快適になる工夫も試してみてください。

冬場のデスクワークで足元が寒いなら電気毛布をひざ掛けにする方法もあります。

防寒アイテムをフル活用する

窓に貼る断熱シート、保温シートなどを活用すれば暖房の温度を上げすぎない運転ができます。

すっかり定番になった機能性インナーや、室内用のモコモコソックスもしっかり防寒になります。

また、冬場には床に絨毯を敷いて見た目も機能的にも暖かくする、体を温める食べ物を意識して食べる、生姜湯を飲むなど、できる工夫はどんどん取り入れて暖房稼働時間を短くすることも電気代の節約になります。

エアコンはつけっぱなしがいいって言うけどホント?

節約意識が高い人ほど室内が快適になったらエアコンを切って、暑く(寒く)なったらまたつけるということを繰り返してしまいがちですが、このやり方はエアコンにとっては効率が悪く、返って電力をたくさん使ってしまうことになります。

美容院に2時間行くとか1日中留守にする時などは電源を落とすべきですが、スーパーに買い物に行く、30分お風呂に入るなどちょっとした時間であればこまめな入り切りは避けたほうが節電になります。

サーキュレーター・扇風機を併用する

冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまるので、サーキュレーターや扇風機で空気をかき回すと体感温度が変わります。
また、サーキュレーター・扇風機は気流を生むので、室温は同じでも風が当たることで涼しく感じる効果もあります。

家族は同じ部屋で過ごそう

家族が別々の部屋で過ごして、それぞれの部屋でエアコンを使うと電気代はどんどん上がってしまいます。

できるだけ同じ部屋で過ごすことは節電にもなりますしコミュニケーションにもなりますね。

冷蔵庫の電気代節約術は5つ!

冷蔵庫で節電するポイントはとにかく冷気を逃さないようにすること。
そのために簡単にできることは、

・冷蔵庫本体の設置場所を壁に近づけすぎない
・扉の開け閉めの回数を減らす
・扉が開いている時間を短くする
・熱いものは常温になってからしまう
・冷蔵室には食材を詰め込みすぎない

など。

必要な物をすぐに取り出せるように整理整頓しておくことも節電につながります。

なお、冷蔵庫は詰めすぎない方が良いのですが、冷凍庫は凍っている食品が多いほど保冷剤代わりになって温度変化がおきにくくなりますよ。

電気ケトルはムダなく使っていきましょう

電気ケトルは火を使わないので、忙しい朝から午後のティータイム、お夕飯の準備のときまで1日中役に立つ家電製品ですが、使うたびに電気代がかかっていることを忘れてはいけません。

お湯を使うために沸かすなら良いのですが、沸かしたことをうっかり忘れしまって何度も沸かすようなことは避けましょう。

ざっくりとした計算になりますが、電気ケトルでカップ1杯分のお湯を沸かすと1回あたり1円程度かかります。

やかん(都市ガス)で沸かす場合は「1リットルあたり2円」が目安になりますので、やかんの方が安いことになります。

ただしプロパンガスの場合は都市ガスの2倍近い金額になることもあるので、電気ケトルの方が割安になります。

炊飯器の保温をやめる

炊飯器でお米が炊けると自動的に保温機能に移るので、なんとなくそのまま保温しているご家庭も多いと思いますが、保温時間が長くなるとそれだけ電気代もかかります。

資源エネルギー庁が発表した「省エネ性能カタログ2021年版(PDF)」によると、炊飯器を使っていない時に電源プラグを抜くだけで年間約1,240円(45.78kWh)の節約になるのだそうです。

保温時間が長くなりそうな時は冷凍ご飯にしておいて、食べるときにレンジで温めた方が節電になります。

トイレの使い方で電気代を節約

今やトイレは暖房便座が主流になっていて、賃貸物件にも設置されていることが多いですよね。

ありがたいことですが、これらにも待機電力がかかっています。

ほとんどの暖房便座に節電機能がついていることと思いますのでぜひ設定しておきましょう。ウォシュレットの温度設定も季節で見直してください。

テレビも節電可能な家電製品です

大型テレビが以前よりも安い値段で買えるようになってきているので、ご自宅のテレビもどんどん大型化しているのではないでしょうか?

消費電力はテレビが大きくなるほど上がりますし、4Kと8Kでは画素数が多い8Kの方が上がります。

見ていない時は主電源から落とす

毎日見るテレビを主電源から落とすのは面倒かもしれませんが、電気代を考えるならぜひ主電源から落としたいところです。

ただし、主電源を落としてしまうと予約録画が実行されない、データダウンロードや更新が行われないなどのデメリットもありますので可能な範囲でやってみてください。

省エネ機能を使いこなす

ここ数年で購入したテレビなら様々な省エネ機能がついていることと思います。
一般的な省エネ機能はこちら。

・明るさ調節:画面の明るさを調節できます。暗くするほど節電効果あり。
・明るさセンサー:室内の明るさを感知してテレビの明るさを自動的に調節してくれます。
・自動電源オフ:操作が行われない時間が続くと自動的に電源がオフになります。テレビを見ながら寝落ちてしまう方にオススメ!
・無信号電源オフ:テレビ放送が終わった後やレコーダーからの信号がなくなって一定時間経つと電源が自動的に落ちます。
・オフタイマー:テレビの電源が落ちる時間を設定できます。
・人間センサー:テレビの前から人がいなくなったり、寝落ちてしまった時に電源が落ちます。
・照明オフ連動機能:部屋の電気が暗くなるとテレビの電源も落ちます。

もしテレビの省エネ機能を確認したことがないなら、すぐに確認してみてくださいね。

室内灯で電気代を節約

些細なことかもしれませんが、使っていない部屋の電気をつけておくことはやはりムダですよね。室内灯は使っていないときは消すことを徹底しましょう。

また、照明を蛍光灯からLEDに変えると電気代も安くなり照明の交換頻度もグッと下がります。最近はLED照明もそこまで高くないのでトータルで考えると交換しても良いかもしれません。

古い家電製品は買い替えを検討する

最近の家電製品は省エネ設計になっていますので、買い換えることでランニングコストを抑えられるものもあります。

費用対効果を考えるとなんでも買い換えた方が良いというわけではありませんが、冷蔵庫を15年以上使っていたり、製造から10年以上経っているエアコンが複数台設置されている場合などは買い替えを検討してみてください。

【まとめ】電気代は工夫次第で安くできる!

在宅ワーク人口が増えたことで電力使用量が増えたことが大きな問題になっていますし、便利な家電製品を取り入れるほど電気代も増えてしまうものです。

しかし、無理のない範囲で節電するだけで電気代は変わってきます。

そればかりでなく節電意識が高い世帯が増えれば社会全体のムダなエネルギー消費量も減って、ひいては地球環境にも良い影響を与えることになるので、みんながハッピーになれるはず!

これをきっかけに電気料金プランと電気の使い方を見直して、上手に節約していきましょう。

PAGETOP