0円でんき【評判・口コミ】切り替えるとどのくらいお得?

「0円でんき」は、北海道に拠点を置く株式会社オカモトが設立した新電力サービスです。

0円でんきの何が0円なのかというと、なんと基本料金が無料になります。

ここでは、0円でんきを利用している人の口コミ・評判、切り替えるとどのくらお得になるのか?シミュレーションや申込から開通の流れ、メリット・デメリットなどを紹介しますので、ぜひ他の電力会社と比較してみてくださいね。


もくじ

0円でんきの特徴

運営会社 株式会社オカモト
本社所在地 〒080-0804
北海道帯広市東4条南10丁目2番地
新電力サービス名 0円でんき
供給エリア 東京電力エリア/中部電力エリア/北陸電力エリア/関西電力エリア/中国電力エリア/四国電力エリア/九州電力エリア
設立 1971年7月3日
電力事業はいつから? 2019年10月
ポイントサービスはある? なし
オール電化向けプランはある? なし
解約時の解約金・違約金はある? なし
支払い方法は? クレジットカード、口座振替

 

★0円でんきはどんな人、どんな世帯におすすめ?
・基本料金0円に魅力を感じる人
・電力使用量が多い世帯

0円でんきは基本料金が0円です

地域の電力会社(北海道電力、東京電力など)の電気料金は、「基本料金+従量料金」で構成されているのですが0円でんきには基本料金がありません。

基本料金は電気の使用量に関係なく毎月かかってくるものなので大きな節約になります。

電力使用量が多いほどお得になります

0円でんきの料金は電気をたくさん使う世帯ほどお得になるように設定されています。

電気の使用量をなかなか落とせず電気代の高さで困っている方はぜひ0円でんきの料金シミュレーションを試してみてくださいね。

グループ企業一丸となって安定した事業展開を行なっています

0円でんきは、北海道帯広市に拠点を置く株式会社オカモトが提供している電力販売サービスです。

親会社のオカモトホールディングスを中心に8つの企業からなるオカモトグループを展開していて、株式会社オカモトは北海道で複数のガソリンスタンドなどを運営しています。

▼オカモトホールディングスの運営事業
・ガソリンスタンド事業
・自動車整備事業
・ホームエネルギー事業
・フィットネス事業
・官民連携事業
・介護事業
・リユース事業
・エンタメ事業
・外食事業
・ランドリー事業
・美容事業
・メガソーラー事業

ちなみに2022年4月にオープンしたばかりの北海道音更町の道の駅「なつぞらのふる里」は、株式会社オカモトが指定管理者となっています。

幅広く事業を展開していることがわかりますね。

0円でんきの対象エリア

0円でんきの対象エリアは以下のとおりです。

・東京電力エリア
・中部電力エリア
・北陸電力エリア
・関西電力エリア
・中国電力エリア
・四国電力エリア
・九州電力エリア

北海道電力エリア、東北電力エリア、沖縄電力エリアは対象外となりますので他の電力会社を検討してみてください。

なお、同じく株式会社オカモトが運営している「オカでん」という新電力サービスが北海道・東北・関東エリアに電力販売を行なっていますよ。

0円でんきは解約金・違約金なし

0円でんきから別の電力会社に乗り換えたいと思った時に、違約金や解約手数料がかかってしまったら大変ですよね。

0円でんきはいつでも無料で解約することができるので安心です。

また、引越しをする場合は、引越し先が0円でんき提供エリアであれば解約せずに引き続き利用することもできます。

0円でんきの電気料金プラン

0円でんきの毎月支払う電気料金は「従量料金+燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算されます。

このうち、「燃料費調整額」は卸電力取引市場や為替レートなどの状況から電力会社ごとに決定しています。

0円でんきでは3ヶ月分の平均燃料価格から算定した金額を燃料費調整額としてします。

「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は電気を利用している全ての人が支払うことになっている費用で電力会社に関係なく国が一律料金を設定しています。

従量料金は地域ごとに異なりますので、地域電力会社の料金と比較してみましょう。

0円でんきの料金設定を地域ごとにまとめてみましたので、ご自身のエリアの料金を確認してみてください。

東京電力エリア

ファミリー向けプラン

ファミリー向けプランは東京電力の従量電灯Bプランに相当します。集合住宅も一戸建ても、一般のご家庭は基本的にこちらになります。

▼基本料金

契約アンペア 0円でんき 東京電力(従量電灯B)
10A 0円 286円
15A 429円
20A 572円
30A 858円
40A 1,144円
50A 1,430円
60A 1,716円

※0円でんきは20A以上の契約となります。

 
▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 東京電力(従量電灯B)
~120kWh 26.3円 19.88円
121~300kWh 26.48円
301kWh~ 30.57円

 

事務所・飲食店向けプラン

東京電力の従量電灯Cプランに相当します。
事業所、飲食店、美容室などはこちらになります。

▼基本料金

0円でんき 東京電力(従量電灯C)
6kVA以上(49kVAまで) 0円 286円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 東京電力(従量電灯C)
~120kWh 27.4円 19.88円
121~300kWh 26.48円
301kWh~ 30.57円

 

中部電力エリア

ファミリー向けプラン

▼基本料金

契約アンペア 0円でんき 中部電力(従量電灯B)
10A 0円 286円
15A 429円
20A 572円
30A 858円
40A 1,144円
50A 1,430円
60A 1,716円

※0円でんきは20A以上の契約となります。
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 中部電力(従量電灯B)
~120kWh 26.3円 21.04円
121~300kWh 25.51円
301kWh~ 28.46円

 

事務所・飲食店向けプラン

▼基本料金

0円でんき 中部電力(従量電灯C)
6kVA以上(49kVAまで) 0円 286円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 中部電力(従量電灯C)
~120kWh 27.4円 21.04円
121~300kWh 25.51円
301kWh~ 28.46円

 

北陸電力エリア

ファミリー向けプラン

▼基本料金

契約アンペア 0円でんき 北陸電力(従量電灯B)
10A 0円 242円
15A 363円
20A 484円
30A 726円
40A 968円
50A 1,210円
60A 1,452円

※0円でんきは20A以上の契約となります。
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 北陸電力(従量電灯B)
~120kWh 21.2円 17.84円
121~300kWh 21.73円
301kWh~ 23.44円

 
 

事務所・飲食店向けプラン

▼基本料金

0円でんき 北陸電力(従量電灯C)
6kVA以上(49kVAまで) 0円 242円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 北陸電力(従量電灯C)
~120kWh 22.3円 17.84円
121~300kWh 21.73円
301kWh~ 23.44円

 

関西電力エリア

ファミリー向けプラン

▼基本料金

0円でんき 関西電力(関西Aプラン)
最初の15kWhまで 0円 285円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 関西電力(関西Aプラン)
~120kWh 22.3円 20.31円
121~300kWh 25.71円
301kWh~ 28.70円

 
 

事務所・飲食店向けプラン

▼基本料金

0円でんき 関西電力(関西Bプラン)
契約容量1kVAにつき 0円 380.15円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 関西電力(関西Bプラン)
~120kWh 23.3円 17.91円
121~300kWh 21.12円
301kWh~ 23.63円

 

中国電力エリア

ファミリー向けプラン

▼基本料金

0円でんき 中国電力(中国Aプラン)
最初の15kWhまで 0円 336.87円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 中国電力(中国Aプラン)
~120kWh 24.3円 20.76円
121~300kWh 27.44円
301kWh~ 29.56円

 

事務所・飲食店向けプラン

▼基本料金

0円でんき 中国電力(中国Bプラン)
契約容量1kVAにつき 0円 407円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 中国電力(中国Bプラン)
~120kWh 25.3円 20.76円
121~300kWh 27.44円
301kWh~ 29.56円

 

四国電力エリア

ファミリー向けプラン

▼基本料金

0円でんき 四国電力(四国Aプラン)
最初の11kWhまで 0円 411.4円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 四国電力(四国Aプラン)
~120kWh 24.3円 20.37円
121~300kWh 26.99円
301kWh~ 30.50円

 
 

事務所・飲食店向けプラン

▼基本料金

0円でんき 四国電力(四国Bプラン)
契約容量1kVAにつき 0円 374円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 四国電力(四国Bプラン)
~120kWh 25.3円 16.97円
121~300kWh 22.50円
301kWh~ 25.42円

 

九州電力エリア

ファミリー向けプラン

▼基本料金

契約アンペア 0円でんき 九州電力(従量電灯B)
10A 0円 297円
15A 445円
20A 594円
30A 891円
40A 1,188円
50A 1,485円
60A 1,782円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 九州電力(従量電灯B)
~120kWh 23.3円 17.46円
121~300kWh 23.06円
301kWh~ 26.06円

 

事務所・飲食店向けプラン

▼基本料金

0円でんき 九州電力(従量電灯C)
6kVA以上(50kVA未満) 0円 297円

 
 

▼従量料金(1kWhあたり)

電力使用量 0円でんき 九州電力(従量電灯C)
~120kWh 24.3円 17.46円
121~300kWh 23.06円
301kWh~ 26.06円

 

0円でんきに切り替えるとどれくらい安くなるの?

0円でんきはどの地域も基本料金は無料ですが、従量料金は地域電力会社の最低料金より高く、最高料金よりも安い設定になっています。

そのため電力使用量が少ないと返って電気代金が高くなってしまうことがあります。

東京電力エリアで計算してみましょう。

例)20A契約で110kWh利用した場合

▼東京電力
基本料金572円+従量料金2,187円=2,759円

▼0円でんき
基本料金0円+従量料金2,893円=2,893円

0円でんきにしたことで134円高くなってしまいました。
申し込みの前にご自宅の電力使用量を必ず確認するようにしましょう。

次の表は地域の電力会社と0円でんきの年間の電気料金合計を比較して、0円でんきに切り替えた場合の差額を算出したものです。

「増加」になっているところは0円でんきに乗り換えると逆に電気代が増えてしまいますのでご注意ください。

契約アンペア:使用電力 20A:110kWh 30A:350kWh 40A:400kWh 50A:430kWh 60A:500kWh
東京電力エリア 約1,608円増加 約3,996円お得 約9,996円お得 約14,964円お得 約21,984円お得
中部電力エリア 約72円増加 約2,304円お得 約7,032円お得 約11,256円お得 約16,488円お得
北陸電力エリア 約1,380円お得 約6,360円お得 約10,608円お得 約14,328円お得 約19,104円お得
関西電力エリア 約2,196円増加 約8,772円お得 約12,612円お得 約14,928円お得 約20,292円お得
中国電力エリア 約4,368円増加 約5,136円お得 約8,292円お得 約10,200円お得 約14,604円お得
四国電力エリア 約2,940円増加 約6,108円お得 約9,828円お得 約12,072円お得 約17,268円お得
九州電力エリア 約576円増加 約3,420円お得 約8,640円お得 約13,200円お得 約19,080円お得

 

0円でんきの口コミ・評判

0円でんき利用者さんの口コミを集めてみました。
実際に乗り換えた方の正直な感想をご覧ください。

※ネット上の口コミを一部抜粋し、表現を少し変更してご紹介します。

・0円でんきに乗り換えました。毎月平均500kWh以上の電気利用で違いが出てきそうです。

・エルピオでんきが4/30までなので0円でんきに乗り換えることにしました。いつでも無料で解約できるので他に良いところが見つかったらまた変えよう。

・0円でんきは基本料金が無料で、契約アンペアによる違いがありません。今50Aとか60Aで契約している人は安くなります。

・0円でんきは基本料金が無料で、ファミリー世帯におすすめです。

・うちは0円でんきからリミックス電気に乗り換えました。

・メール問い合わせの返信が早く、翌日には丁寧な回答をもらえます。

・0円でんきに切り替えて安くなったのですが、すごく安くなったという感じはありません。

0円でんきを運営しているオカモトは母体が非常に大きく、グループ全体の合計売上高は1,000億円を超えていますので安定性に不安はありません。

ただ、0円でんきは2019年にサービスを開始しているのですが、長く利用している人の具体的な口コミが少なく、Twitterでもあまり見つけることができませんでした。

ENEOSでんきなどと比べると知名度が低いため、様子を見ている人も多いのかもしれません。

0円でんきのメリットは?

0円でんきのメリットを確認しておきましょう。

0円でんきは基本料金がタダ!

基本料金がかからないのは0円でんき最大のメリットになります。

地域の電力会社で高アンペア契約をしていると毎月の基本料金は軽く1,000円を超えてしまうので、この節約効果は大きいですよ。

電気代金は使った分だけなのでわかりやすい

0円でんきの電気代は使った量に従量料金をかけた金額です。

エリア 従量料金(ファミリープラン)
東京電力エリア 26.3円/1kWh
中部電力エリア 26.3円/1kWh
北陸電力エリア 21.2円/1kWh
関西電力エリア 22.3円/1kWh
中国電力エリア 24.3円/1kWh
四国電力エリア 24.3円/1kWh
九州電力エリア 23.3円/1kWh

 

シンプルでわかりやすく、電力使用量などは契約後に登録できる「お客様サイト」でいつでも確認できるので節約意識も高まります。

0円でんきのデメリットは?

基本料金がなく一般市民にわかりやすい料金設定の0円でんきですが、どんなデメリットがあるのでしょうか?

0円でんきの契約アンペアは20Aから

0円でんきの契約アンペアは20A以上になります。現在10A・15Aで契約をしている人は電気代金が増加することがあります。

電気の使用量によっては割高になることがあります

シミュレーション結果どおり、電力使用量が少ない人は地域電力会社との契約の方がお得になることがあります。

必ず検針票で電力使用量を確認して正確にシミュレーションしてみてくださいね。

支払い方法はクレジットカードと口座振替のみです

0円でんきの支払い方法は、クレジットカードと口座振替のみとなります。

振込用紙を発行してもらってコンビニから支払うなどの方法はできませんので、この点に不便を感じている人もいらっしゃるようです。

0円でんきにはセット割がない

現在のところ0円でんきが販売しているのは電力供給のみですので、ガスとのセット割などはありません。

光熱費全体を見直したいということであれば、ガスも販売している新電力会社も比較してみてください。

0円でんきの申し込み方法と開通までの流れ

0円でんきの申し込みはインターネットから行います。

公式サイトに申し込みフォームが用意されているので必要事項を入力して送信します。
手続きはこれだけなのでとても簡単です!

従来の電力メーターが設置されている場合は0円でんきに移行する前にスマートメーターに交換する工事が行われます。

0円でんきまたは工事業者から連絡があり交換工事が行われますが、料金は無料で立会いも不要です。

次回検針日(または次々回)から0円でんきによる電力供給が行われます。

<0円でんきの申し込みに必要なもの>
・供給地点特定番号
・お客様番号
・現在ご利用の契約プラン
・ご契約容量

これらは検針票に記載されていますので、手元に用意してから申し込みをするとスムーズですよ。

0円でんきのよくある質問

0円でんきのよくある質問をQ&Aでまとめてみました。

現在の電力会社に解約の連絡は必要?

現在の電力会社に解約の連絡をする必要はありません。0円でんきが解約の手続きも進めてくれますので、申し込み後に利用者側で行う手続きは何もありません。

申し込み後に0円でんきから何か連絡はある?

申し込み内容確認のために自動返信メールが送られてきます。入力したメールアドレス宛に届くので確認しておきましょう。

引越し先で0円でんきを使いたいけどお客様番号がわかりません

引越しのタイミングで電力会社を切り替えられたらスッキリできそうですが、0円でんきはちょっとややこしいかもしれません。

0円でんきの申し込みには、「供給地点特定番号」「お客様番号」「現在ご利用の契約プラン」「ご契約容量」の情報が必要になります。

このうち「供給地点特定番号」は引越し先のものを提出することになります。

引越し前にわかるようであれば申し込み可能ですが、不明な場合は代わりに電気計器メーター番号がわかるように写真を撮って添付して申し込みをしなければいけません。

必要な場合は管理会社に問い合わせてみてください。

供給地点特定番号がわからず写真も用意できないときは入居前の申し込みは不可となります。

契約期間はある?

0円でんきの契約は1年更新になります。

更新は自動更新になるので更新手続きは不要です。

契約期間中に解約をしても違約金などは一切ありませんのでご安心くださいね。

0円でんきにオール電化向けプランはある?

0円でんきにはオール電化向けのプランはありませんので、オール電化住宅の方は契約不可となります。

0円でんきは本当にお得?おすすめできる人とおすすめできない人(まとめ)

0円でんきは基本料金が0円の電力会社をお探しの方には適しています。

おすすめできるのは電力使用量が多い世帯です。使えば使うほどお得度を実感できます。

シミュレーションでは東京電力エリアで60A契約、500kWhの利用で年間約21,984円もお得になることがわかりました。

どの地域でも、高アンペア契約をしていて毎月たくさんの電気を使う世帯の方はぜひ0円でんきも比較してみてください。

0円でんきをおすすめできないのは電力使用量が少ない人です。

地域の電力会社よりも割高になるケースもあるので必ず検針票で電力使用量をチェックしてシミュレーションしてくださいね。

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