ハルエネでんきはやばい？【口コミ・評判】料金プランはお得なのか？

ここではハルエネでんきの基本情報、メリット、デメリット、口コミ・評判などを調査した上で、ハルエネでんきのプランが本当にお得なのか検証します。

ハルエネでんきとは？ハルエネでんきの基本情報

「ハルエネでんき」は、株式会社ハルエネが提供する、法人向けの新電力サービスです。

基本料金や従量料金が大手電力会社よりも割引になるプランもあり、特に毎月の電気代が3万円以上の場合にメリットが出る仕組みになっています。

ただし場合によって支払い額が増える危険性もあるので、次の条件を全てクリアできる方にのみおすすめします。

＜ハルエネでんきの運営会社＞

＜ハルエネでんきの基本情報＞

ハルエネでんきのメリット

まずはハルエネでんきの良い点をチェックしてみましょう。

ハルエネでんきは法人向けプランが豊富

ハルエネでんきでは、以下のように8種類もの料金プランが用意されています。

基本料金が割引になるプランや、300kWh超の場合の電力量料金が割引になるプラン、お得なサポート付きのプランなど様々なので、利用目的や電気使用量などに合わせて選択できます。

選ぶのが難しい場合は、相談するとハルエネでんきの担当者が最適プランを提案してくれるので安心です。

ただし、プランによっては事務手数料や解約事務手数料、契約解除料などがかかるので注意しましょう。

＜シンプルプランH(Q)プラス＞

 
 
＜法人スマートプランH(Q)プラス＞

＜法人ライフプランH(Q)＞

＜店舗応援プランH＞

＜ハルエネ動力プランH(Q)プラス＞

＜動力オフィスサポートプランH＞

＜動力店舗サポートプランH＞

＜法人バリュープランH＞

電気使用量が多いと安くなる

電気使用量が多く、月々の電気代が3万円以上の場合、ハルエネでんきに切り替えるとお得になる場合があります。

ハルエネでんき（シンプルプランHプラス）の料金と、東京電力（従量電灯B）の料金を比較してみましょう。

＜ハルエネでんき（シンプルプランHプラス）＞

＜東京電力（従量電灯B）＞

電力量料金はどちらも同じですが、基本料金はハルエネでんきの方が安いです。そのため電気代を比較すると、ハルエネでんきの方が基本料金分安くなります。

ただしハルエネでんきの場合、契約事務手数料や解約事務手数料・契約解除料などが必要になるため、短期間で解約すると損をしてしまいます。

またすでに格安の新電力会社を利用している場合は、切り替えることで電気代が高くなるケースもあるので、申し込む前に料金のシミュレーションをしておくことをおすすめします。

ハルエネでんきはオプション・サポートサービスが充実

ハルエネでんきでは、以下のようなサポートサービスを豊富に用意しています。加入しておくと万が一の場合も安心ですね。

ただし利用料金がかかります。またオプションによっては追加料金・解約違約金なども必要になるので注意しましょう。

＜ハルエネトラブル解決レスキュー＞

＜ハルエネおもてなし通訳コール＞

＜ハルエネオフィスサポートパック＞

＜ハルエネ店舗サポートパック＞

＜プレミアムパック　オプション10＞

＜ミセチョク＞

ハルエネでんき＋ハルエネガスの契約でセット割

ハルエネでんきと一緒にハルエネガスの契約も可能です。同時契約するとセット割も適用されお得です。

マイページから料金確認可能

契約するとログインIDとパスワードが発行されるため、WEBのマイページから以下の項目をいつでも確認できるようになります。（請求締め日の翌月20日過ぎに更新）

・利用期間
・支払方法
・請求年月
・請求額
・内訳（基本料金、電力量料金、燃料費調整額、再エネ発電促進賦課金、事務手数料など）
・電気使用量

もちろん電話で明細を確認することもできます。

ハルエネでんきのデメリット

上記の様に、ハルエネでんきには良い点も多くあるのですが、残念ながらデメリットも多くなっています。

特に様々な料金に関するデメリットが多いので、「電気代を安くしたい」「得したい」と思っている方はデメリットをしっかり理解した上で検討することが大切です。

ハルエネでんきには一般家庭向けプランがない

以前は一般家庭向けプランもあったのですが、2019年8月に終了し、現在は法人向けプランのみとなっています。

個人事業主で事務所兼自宅などの場合でも利用できるプランですが、電気使用量が少ないとお得にならないので、一般家庭よりも電気を多く使っている場合に検討してみるといいでしょう。

電気料金は市場取引価格に応じて変動する

ハルエネでんきでは市場連動型を採用しているため、市場の取引価格によって電気料金が変動します。

ハルエネでんきの電気料金は、次のような計算式で算出されています。

電源調達調整費は、燃料費調整額と調達調整費の合計ですが、このうち「調達調整費」の金額が、電力を提供するJEPXの取引価格と連動しています。そのため、JEPXの取引価格の値上がり値下がりに応じて、電気料金も上がったり下がったりする仕組みとなっているのです。

実際、2021年2月に取引価格が高騰し、ハルエネでんきではお客の支払い負担を軽減させるため、電気代を36回の分割払いにするという措置をとっていました。（完済前に解約した場合は残額の一括請求がありました）

口コミをチェックしたところ、「ハルエネでんきに切り替えてから逆に電気代が高騰した」「解約時の一括請求額が高額」という声も多数あったので、注意が必要です。

初期費用がかかる

プランによっては、契約時に事務手数料3,850円（税込み）がかかってしまいます。

高額ではありませんが、初期費用がかかる電力会社はほとんどないため、他社と比較すると残念です。

ハルエネでんきは解約事務手数料・契約解除料がかかる

ハルエネでんきでは、解約時に高額な解約事務手数料や契約解除料がかかります。

3年ごとにやってくる更新月に解約をすると解約金は不要ですが、更新月の連絡はもらえないため、契約する際は担当者に更新月をしっかり確認しておきましょう。

口コミをチェックしたところ、「解約金はいらないと言われたのに、解約時に違約金が引き落とされた」などの声もいくつかありました。

お互いの認識の違いなども生じているようなので、契約する際には、「更新月がいつなのか」「どうなると解約金が不要なのか」などを、担当者に必ず確認しておくことをおすすめします。

また「解約金は不要」と言われた場合は、証明できるように正式な書面を用意してもらいましょう。

しかし解約金不要の電力会社がほとんどなので、「ハルエネでんきで大幅にお得になる」と言う場合以外は他社を検討した方がいいでしょう。

電気使用量が少ないと電気代が高くなる

電気使用量が少ない場合に、ハルエネでんきに切り替えてしまうと電気代が高くなってしまうことがあります。

ハルエネでんきの公式サイトでも次のような文章が記載されていました。

「ハルエネでんきは、電気代の平均使用額が3万円以上のお客様に特にメリットを感じていただける商品となっております。」

ハルエネでんき公式サイト　かんたんウェブ申し込みのページより引用　

電気代が高くなる上に、契約事務手数料や解約事務手数料、契約解除料などがかかってしまうと大きな損害となってしまいます。しかもハルエネでんきは市場連動型なので今後の情勢によってはさらに割高になる危険性もあります。

営業担当者に強く勧められても、必ず自分で料金のシミュレーションを行い、確実に安くなると納得してから契約しましょう。

プラン内容がわかりにくい

プランが以下のように8種類も用意されています。しかし名前を見ても内容を確認してもどんな人を対象としたプランなのかがわかりにくいです。

迷った場合は営業担当者が最適プランを提案してくれるようですが、勧められるまま契約すると後から「こんなはずじゃなかった」となる危険性もあります。

後悔しないため、自分で料金シミュレーションをして納得した上で契約することが大切なのですが、プラン内容がわかりにくくプランごとに手数料も異なるため、判断しにくいですね。

利用シミュレーションを活用したうえで、1年で解約した場合、2年で解約した場合、3年目の更新月に手数料無料で解約した場合などを想定し、手数料を含めて計算しておくといいでしょう。

※ハルエネでんき ご利用シミュレーション

※算出した電気料金と今現在の電気代を比較して安くなったとしても、さらに事務手数料・解約事務手数料・契約解除料によって割高になることも考えられます。分割して払った場合の手数料をシミュレーションした電気代に上乗せした上で、損か得かを判断しましょう。

ハルエネでんきはオプションの利用料金が高い

生活のトラブル解決や、専門家への電話相談、通訳など、ハルエネでんきでは様々なサポートサービスを用意していますが、どのサポートも月々利用料金が必要になります。

さらに月額以外にも、サービス利用の基本料金や追加料金がかかるものや、「別途費用が発生する場合があります」などの注意書きのあるものもあります。

利用する際はしっかりと利用規約を読み、担当者にも料金を確認しておくことをおすすめします。

悪い口コミが多い

ハルエネでんきの口コミをチェックしたところ、残念ながら悪い口コミが圧倒的に多かったです。ネット上の声なので全てを鵜呑みにはできませんが、悪い口コミが目立つと信用しにくいですね。

もちろん、「ハルエネでんきに切り替えて電気代が安くなった」「切り替えて良かった」などの声もありましたが、安全性の高い会社と契約したい、トラブルは未然に回避したいという場合はもっと知名度の高い電力会社を検討することをおすすめします。

⇒新電力会社おすすめランキング！電気料金比較！お得に乗り換え！

ハルエネでんき　口コミ・評判

実際にハルエネでんきを利用した方の口コミを確認してみましょう。

※ネット上の口コミを一部抜粋し、表現を少し変更してご紹介します。

実際に利用してみて、電気代が安くなり助かったという声がいくつかありました。手続きも担当者が丁寧に行ってくれるようなので安心ですね。

悪い口コミが多く、そのほとんどが「高くなった」「解約金が高い」「解約金不要と言われたのにかかった」などでした。営業の方に勧誘されて契約する方が多いようですが、後悔しないように必ず自分で料金のシミュレーションを行い、「解約金を払っても確実に安くなる」と判断できた場合のみ契約することをおすすめします。

ハルエネでんき　新規申込方法・申込から利用開始までの流れ

申込みは、電話かWEBから行うことができます。

ハルエネでんき Q＆A

ハルエネでんきについてもっと詳しい情報を得るため、カスタマーセンターへ電話をかけてみました。その際の質問と回答をまとめます。

ハルエネでんきに一般家庭向けプランはないの？

はい、全て法人向けのプランとなっております。事務所や店舗などで電気を多く使う方におすすめのサービスです。

ハルエネでんきに切り替えると本当に安くなるの？

JEPXという発電事業者から安く電力を調達しています。設備投資にかかる費用や人件費なども抑制し、さらに安く提供できるよう努めています。

ハルエネでんきは市場連動型なの？

そうですね、市場の情勢に合わせて安い時はお客様に還元し、高くなったらお客様から回収させていただくという仕組みになっております。

市場連動型だと、毎月電気代が変動するの？

私どもの方ではJEPXと言う会社から電気を買い取っている形です。毎月市場に合わせてJEPXが料金を決めていまして、こちらはその決められた料金に従いお客様にお知らせしている状態です。

市場によるものなので、今後どれくらい変動するかなどについてはわかりかねます。

ただ電気代と言うのは需要が増えると上がる傾向にあります。暖房を使う冬場より夏場の方が需要は下がるため、これから夏にかけて電気代もそれほど高騰しないのではないかと予想されます。

電気の品質は変わらない？

はい、それまでの電力会社が提供する送電網を使用したまま、窓口が変わるだけなので、電気の品質はそれまでと変わりません。安全性にも問題がないので、安心してご利用いただけます。

3万円以上の電気代じゃないとお得にならないの？

いいえ、そういうわけではございません。お選びいただくプランや今現在ご契約されている電力会社のプランによってはお得になる場合もございますので、料金シミュレーションをご活用し、どちらがお得になるのかご検討いただければと思います。

解約は簡単にできるの？

ハルエネでんきから別の電力会社へ切り替える場合は、新たな切り替え先の電力会社が解約手続きを行うことになっておりますので、お客様が特別お手続きする必要はございません。

ただ、お引っ越しによるご解約の場合は、ご自身でご解約のお手続きをしていただく必要があります。お引っ越し日が決まった際にご連絡いただければ大丈夫です。

解約手数料は3年以上経てばかからないの？

いいえ、3年経過した後も、更新月以外に解約した場合は解約事務手数料がかかります。更新月は3年ごとにやってくるので、更新月を覚えておいて、その月にお手続きを頂ければ、手数料無料でご解約いただけます。

更新月の連絡はあるの？

更新月の連絡は行っておりません。ご自分で管理していただくことになります。更新月は契約した月のことを指しますが、契約時期が月をまたいでしまうこともあると思うので、契約時に「更新月はいつになるか」と担当者に確認してください。

ガスとセットで申し込むと割引になるの？

はい、単独でお申込みいただく場合よりも基本料金が約5％～10％程度割引になります。割引などに関する詳しい内容については、ご契約時に販売代理店担当者にご確認下さい。

ハルエネでんき　おすすめの人・おすすめじゃない人