トーエルでんき【口コミ・評判】セット割でどのくらい安くなる?

トーエルでんきを運営している株式会社トーエルは、ウォーターサーバーのアルピナウォーターやピュアハワイアンウォーターなどの宅配水事業やLPガスなどの販売、運送業などを行っている企業です。

水と電気をご家庭に運んでくれるトーエルですが、電気料金は安くなるのでしょうか?

ここでは、トーエルでんきの口コミ・評判、料金プラン、セット割、どのくらい安くなるのか?申込方法、メリット、デメリットなどを紹介していきます。


もくじ

トーエルでんきの特徴

運営会社 株式会社トーエル
本社所在地 神奈川県横浜市港北区高田西1-5-21
新電力サービス名 トーエルでんき
供給エリア 東京電力エリア、東北電力エリア、関西電力エリア、中部電力エリア、九州電力エリア
ポイントサービスはある? なし
オール電化向けプランはある? なし
セット割はある? トーエルのLPガス、ウォーターサーバーとのセット割があります
解約時の解約金・違約金はある? なし
支払い方法は? 口座振替
クレジットカード

 

★トーエルでんきはどんな人、どんな世帯におすすめ?
・トーエルの他のサービス(LPガス・ウォーターサーバー)をすでに利用している人
・電力使用量が多い世帯(特に東京電力エリア)

電力を供給するのはJXTGエネルギーになります

多くの新電力会社は発電事業は行っておらず電力の小売のみを行っているのですが、トーエルでんきも同じく自社発電は行っていません。

トーエルでんきの電力を供給するのはENEOSを中心としたグループ会社のJXTGエネルギーとなっています。

そのため、電力プランもJXTGエネルギーが運営している「myでんき(現在の「ENEOS でんき(my プラン)」)」のプランと同等となります。

トーエルでんきの対象エリアは東京・東北・関西・中部・九州

トーエルでんきに申し込みができる地域は、東京電力エリア、東北電力エリア、関西電力エリア、中部電力エリア、九州電力エリアの方になります。(離島を除きます)

トーエルでんきなら初期費用・解約金はかかりません

トーエルでんきに申し込みをするための初期費用や解約金は一切かかりません。契約期間は1年単位になりますが、期間中に解約しても違約金等もありません。

契約は30A以上になります

単身住まいの方などは20A契約にしている人も多いかと思いますが、トーエルでんきは最低30Aからの契約になります。

例えば東京電力では20Aの基本料金は572円ですが、トーエルでんきの30Aは最も安いプランで832.26円なので年間3,123.12円も増えてしまいます。

基本料金が上がっても年間トータルで考えて安くなっていれば問題ありませんが、契約アンペアを上げないといけない場合は電力利用状況をしっかりシミュレーションする必要があります。

トーエルでんきの電気料金プラン

トーエルでんきの一般家庭向けの電気料金プランはエリアによって異なります。

東京電力エリアが「標準プラン」「たっぷりプラン」「まとめてプラン」の3種類、東北電力エリア、関西電力エリア、中部電力エリア、九州電力エリアは「標準プラン」のみとなります。

それぞれの特徴と料金設定をエリア別に見ていきましょう。

東京電力エリア

東京電力エリアでは標準プラン、たっぷりプラン、まとめてプランを選択できます。

標準プラン

標準プランでは、契約アンペア数によって基本料金と電力量料金が設定されています。

基本料金 30A 40A 50A 60A
832.26円 1,086.80円 1,358.50円 1,613.04円
1,613.04円
電力量料金
(1kWhにつき)
最初の120kWhまで 19.20円 18.80円 18.80円 18.60円
120kWh超過~300kWhまで 25.60円 25.07円 25.07円 24.82円
300kWh超過 29.57円 28.95円 28.95円 28.66円

※6kVA以上の電力プランもあります。
 

たっぷりプラン

たっぷりプランは東京電力と比較すると300kWh以上の単価が安くなっています。

基本料金 30A 40A 50A 60A
858円 1,144円 1,430円 1,716円
電力量料金
(1kWhにつき)
最初の120kWhまで 19.88円
120kWh超過~300kWhまで 26.48円
300kWh~
600kWhまで
25.08円
600kWh超過

26.15円

※6kVA以上の電力プランもあります。
 

まとめてプラン

定額料金が設けられているプランになります。
「まとめて300」は300kWhまで、「まとめて400」は400kWhまで、「まとめて500」は500kWhまでが定額料金になります。

まとめて300
基本料金 30A 40A 50A 60A
858円 1,144円 1,430円 1,716円
電力量料金 最初の300kWhまで 6,490円
(定額料金)
300kWh超過~400kWhまで 29.66円
(1kWhにつき)
400kWh超過~500kWhまで
500kWh超過

 

まとめて400
基本料金 30A 40A 50A 60A
858円 1,144円 1,430円 1,716円
電力量料金 最初の300kWhまで 9,038.34円
(定額料金)
300kWh超過~400kWhまで 29.36円
(1kWhにつき)
400kWh超過~500kWhまで
500kWh超過

 

まとめて500
基本料金 30A 40A 50A 60A
858円 1,144円 1,430円 1,716円
電力量料金 最初の300kWhまで 11,586.66円
(定額料金)
300kWh超過~400kWhまで 29.05円
(1kWhにつき)

400kWh超過~500kWhまで
500kWh超過

 

東北電力エリア

東北電力エリアでは標準プランを利用できます。

基本料金 30A 40A 50A 60A
990.00円 1,320.00円 1,650.00円 1,980.00円
電力量料金
(1kWhにつき)
最初の120kWhまで 18.38円
120kWh超過~300kWhまで 24.43円
300kWh超過 27.23円

 

関西電力エリア

関西電力エリアでは標準プランを利用できます。

基本料金 なし
電力量料金
(1kWhにつき)
最初の15kWh
まで
337.61円
(定額料金)
15kWh超過
~120kWhまで
20.12円
120kWh超過
~300kWhまで
24.51円
300kWh超過
~900kWhまで
27.25円
900kWh超過 24.97円

 

中部電力エリア

中部電力エリアでは標準プランを利用できます。

基本料金 30A 40A 50A 60A
858.00円 1,144.00円 1,430.00円 1,716.00円
電力量料金
(1kWhにつき)
最初の120kWhまで 20.85円
120kWh超過~300kWhまで 24.77円
300kWh超過~400kWh 27.35円
400kWh超過 25.92円

 

九州電力エリア

九州電力エリアでは標準プランを利用できます。

基本料金 30A 40A 50A 60A
891.00円 1,188.00円 1,485.00円 1,782.00円
電力量料金
(1kWhにつき)
最初の120kWhまで 17.28円
120kWh超過~300kWhまで 22.25円
300kWh超過 23.97円

 

トーエルでんきにするとどれくらい安くなるの?

トーエルでんきと地域電力会社の料金を電力使用量別に比較してみます。

1人~2人暮らし(電力使用量が少ない)のシミュレーション

エリア 年間割引額
東京電力エリア 0円
東北電力エリア ▲783円
関西電力エリア ▲928円
中部電力エリア 0円
九州電力エリア ▲596円

※東京電力、東北電力、中部電力、九州電力は従量電灯B 20A、関西電力は従量電灯Aでの契約、電力使用量は少ない月で120kWh、多い月で170kWhで試算しています。

電力使用量が少ない場合、年間の割引額1,000円未満で、東京電力と中部電力エリアでは、割引水準がゼロに近いという結果になってしまいました。

2人~3人暮らし(電力使用量がふつう)のシミュレーション

エリア 年間割引額
東京電力エリア 標準プラン:▲4,443円
たっぷりプラン:▲6,873円
東北電力エリア ▲5,046円
関西電力エリア ▲4,382円
中部電力エリア ▲4,162円
九州電力エリア ▲4,207円

※東京電力、東北電力、中部電力、九州電力は従量電灯B 30A、関西電力は従量電灯Aでの契約、電力使用量は少ない月で300kWh、多い月で390kWhで試算しています。

東京電力エリアはたっぷりプランの割引率が高くなっていますね。
東北電力エリア、関西電力エリア、中部電力エリア、九州電力エリアも5,000円程度お得になります。

4人以上世帯(電力使用量が多い)のシミュレーション

エリア 年間割引額
東京電力エリア 標準プラン:▲10,106円
たっぷりプラン:▲15,402円
東北電力エリア ▲8,444円
関西電力エリア ▲7,223円
中部電力エリア ▲7,834円
九州電力エリア ▲7,446円

※東京電力、東北電力、中部電力、九州電力は従量電灯B 50A、関西電力は従量電灯Aでの契約、電力使用量は少ない月で400kWh、多い月で460kWhで試算しています。

どの地域も電力使用量が多いほど割引率が上がりますが、特に東京電力エリアのたっぷりプランでは15,000円以上安くなっています。

その他の地域も7,000円~8,500円近く安くなることがわかりました。

トーエルのLPガスやウォーターサーバーを使っている人はここからさらにお安くできます。

トーエルでんきのセット割について

トーエルのLPガスまたはウォーターサーバーをすでに契約している人がトーエルでんきを契約するとセット割が適用されます。

W割(ダブル):合計2契約の場合

「LPガス+トーエルでんき」または「ウォーターサーバー+トーエルでんき」の組み合わせで合計2契約になった場合はLPガス料金またはウォーターサーバー料金から毎月300円の割引があり、年間3,600円引きになります。

T割(トリプル):合計3契約の場合

「LPガス+ウォーターサーバー+トーエルでんき」の3契約の場合は、LPガス料金またはウォーターサーバー料金から毎月600円の割引になります。

年間7,200円引きなのでとてもお得ですね。

なお、トーエルでんきはインターネットプロバイダ事業も行っており、「LPガス+ウォーターサーバー+インターネット+トーエルでんき」の4契約になると「Q割(クワトロ)」が適用されます。

LPガス料金から毎月1,000円引きになり、年間12,000円もお得です!

ガスも自由化が始まっているのでLPガス(プロパンガス)もお得な業者を選ぶことができますが、トーエルに不満がないのであればセット割がお得ですね。

単身暮らしで電力使用量が少ない人でもW割なら年間3,600円は確実に安くなるので、選択肢としてアリなのではないでしょうか?

トーエルでんきの口コミ・評判

トーエルでんきを実際に利用している皆さんの口コミをチェックしてみましょう。

※ネット上の口コミを一部抜粋し、表現を少し変更してご紹介します。

・トーエルでLPガスと電気をセットにしたらすごく安くなりました!

・トーエルいいですね。東京電力より毎月必ず安くなります。

・手続きが面倒だと思っていましたが、説明がわかりやすかったので簡単にできました。年間になると大きな差になるので切り替えてよかったです。友達にもすすめたいです。

・ウォーターサーバーがトーエルさんなので、少しでも電気代をおさえられるように申し込みました。

・家族が増えて電気代金が気になるようになったので、トーエルでんきにしました、ガスもトーエルで、年間11,000円くらい安くなっています。

トーエルでんきはまだ知名度が低いためか口コミ数がかなり少なく、評価が悪い口コミは見つかりませんでした。

投稿されている口コミは概ね満足度が評価が高いものが多いようでした。

トーエルでんきのメリット・デメリット

ここではトーエルでんきのメリット・デメリットをまとめます。

トーエルでんきのメリットは?

トーエルでんきには3つメリットがあります。

プランがわかりやすい

トーエルでんきの大きなメリットはプランが分かりやすいところです。

基本的に標準プランから契約内容を選ぶことになり、東京電力エリアでも電力使用量にあわせて3種類から選択できるのでとてもわかりやすいと感じます。

公式サイトから電気料金のシミュレーションができるので、1度試してみて、安くならないようならサクッと他の電力会社を調査することができます。

まずはご自宅の実際の電力使用量を検針票でチェックして、シミュレーションしてみると良いと思います。

ウォーターサーバーまたはLPガスとセットにできる

ガスと電気をセットにしている新電力会社はたくさんありますが、ウォーターサーバーとセットにできるところはあまりありません。

すでにトーエルのウォーターサーバーを使っている人はトーエルでんきを契約すれば毎月確実に300円割引になります。

もしトーエルでんきと契約して不満がでてきた場合は、ウォーターサーバーの契約を維持したままトーエルでんきだけ解約することも可能です。(違約金なし)

気軽にセット割を試すことができますよ。

また、LPガスは都市ガスと比較すると値段が高くなっています。

トーエルでんきならLPガスの節約でもできるので、都市ガスが利用できない地域の方はセット割で光熱費の節約を検討してみてはいかがでしょうか。

電気を安くできる

最後のメリットはやはり電気代を安くできることです。

特に東京電力エリアで電力使用量が普通~多い世帯の方は割引水準が高いので、トーエルでんきを検討してみて下さいね。

トーエルでんきのデメリットは?

トーエルでんきのデメリットは2つあります。

プランの説明がわかりにくい

個人的に感じたデメリットですが、公式サイトのプラン説明がかなりわかりにくいと感じます。プランはわかりやすいのにプランの内容がわかりにくいのが残念なのです。

契約は30A以上になるのですが、料金表には30A以下の料金も掲載されていて戸惑ってしまいます。

東京電力エリアの3つのプランがどう違うのかを理解するのにも時間がかかってしまいました。

自分が新電力会社を探している一般利用者だったら、あまりのわかりにくさにサイトをそっ閉じして別の電力会社を探していたかもしれません。

電気代が安くならない人もいる

トーエルでんきの電気料金プランでは、電力使用量が少ない人は割引を実感しにくいかもしれません。

契約アンペア数が上がってしまい、基本料金が上がってしまう人もいるでしょう。

ウォーターサーバーやLPガスを使っていない人は、別の電力会社の料金もぜひチェックしてみて下さい。

トーエルでんきの申し込み方法と開通までの流れ

トーエルでんきの申し込みは、公式サイトから行います。

シミュレーションで入力した現在の契約内容を元に手続きができますので、「シミュレーション」→「申し込み手続き」と進むとわかりやすいと思います。

ステップ1:必要事項を記入して送信

申し込みに必要な情報は契約者氏名や住所などの情報に加え、現在の電力会社との「供給地点特定番号」「お客様番号」も入力します。

これらの情報は地域電力会社発行の検針票に記載されています。すでに新電力会社と契約している場合はインターネットのマイページなどで確認できますので準備しておきましょう。

入力が完了したら申し込み内容に間違いがないことをチェックして送信して下さい。

ステップ2:スマートメーターの切替工事

電力メーターがスマートメーターに切り替わってない場合は交換工事が行われます。

設置完了後は30分単位で電力使用量が自動的に送信されるので、人の手による訪問検針がなくなります。

電力使用量はパソコンやスマホからいつでも確認できるようになるので、電気代金の把握が簡単になり節電意識も高まりますよ。

原則として交換工事は無料、立ち合いも不要で行われます。

ステップ3:電力供給スタート

トーエルでんきからの電力供給がスタートします。
供給開始日は事前にお知らせがあります。

基本的に利用者側で行う手続きはステップ1の申し込みだけでOKです。
あとは待っていれば自動的に電力会社が切り替わります。

トーエルでんきのよくある質問

最後にトーエルでんきのよくある質問をまとめます。

申し込みからどれくらいで電気が供給されますか?

すでにスマートメーターの設置が完了している場合は3日~1週間程度で切り替えが行われます。

設置されていない場合は、先に設置工事が行われることになります。この工事に最短で2週間かかり、設置後の最初の検針日からトーエルでんきによる電気の供給が開始されることになります。

現在の電力会社の解約はどうすればいいの?

現在のお住まいで電力会社を乗り換える場合は解約手続きは不要です。

トーエルでんきに申し込みをすると、トーエルでんきが解約手続きまで行ってくれるので、解約は不要なのです。

ただし、引っ越し先でトーエルでんきを使いたい場合は現在のお住まいでの解約手続きが必要になります。詳しくはお使いの電力会社のホームページをご確認下さい。

紙の利用明細を発行してもらうことはできますか?

紙の利用明細が必要な場合は、110円/月で郵送してもらうことができます。
利用料金はインターネットのwebページで確認できますよ。

停電が増えることはありませんか?

電力会社をトーエルでんきに切り替えても、現在と同じ送電網で電力供給が行われるので、停電の心配はありません。電気の質が落ちることもありません。

地域電力会社から乗り換えると災害時の復旧が遅れることはありませんか?

災害などで大規模停電が発生したような場合は、地域の一般送配電事業者(地域電力会社)が復旧にあたります。

どの電力会社と契約をしている世帯でも平等に復旧されるので、地域電力会社が優先されて自分の家だけ電気がつかない・・・ということはありません。ご安心下さいね。

トーエルでんきは本当にお得?おすすめできる人とおすすめできない人(まとめ)

利用者の声があまり見つからなかったところが気になるのですが、すでにトーエルのLPガスを使っている人、ウォーターサーバーを利用している人で、特に他に魅力的な電力会社が見つからないという人にはとてもおすすめできます。

電力使用量が多い人は他にもお得なサービスを提供している電力会社がいくつかありますので、そちらも検討なさることをおすすめします。

電気料金だけで考えるとメリットは弱いと感じますので、総評としては「セット割を適用できる人」におすすめと言えます。

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